あさりを守る為に毎日ヒトデと戦っている勝代丸の三浦清成です。
天然種苗のあさりの稚貝を仕入れたんですが、コンテナに小分けするまでに一、二割酸欠で死んでしまったように思います。
その死貝の臭いに誘われてヒトデがウジャウジャ寄ってきて、貝を食おうとしています。まるでゾンビみたいです。
人工種苗のゴマみたいな稚貝の成長はイマイチのように思います。徐々に小分けしてコンテナを増やしていく予定ですが、なかなかうまく行ってません。
先日、鳥羽の浦村へあさりの視察に行ってきたんですが、浜で天然種苗を採取してコンテナで育てるサイクルができる理想のあさり養殖をしているところでした。
主のカキ養殖と、カキ殻の有効利用をした田んぼつくりやあさり養殖を通じて、海を綺麗にして将来の海を考えた循環型の養殖を目指して、地域や小学校と一体になってあさり養殖に取り組んでいるという話を聞いて感動しました。
迫間浦のあさり養殖は真鯛養殖とあさり養殖の循環で他地区に負けない位のあさりが育つので、迫間浦にあった養殖と環境保全を考えて、頑張ってお互いの技術向上と漁獲向上を目指して今後も情報交換していきたいと思いました。
真鯛は津波直後は200グラム位でヒョロヒョロしていて、ものになるのか心配しましたが、今では800グラム位に成長して年末に向けて順調に大きくなっています。数が少ないのがダメですが、あと少し頑張って出荷を目指したいと思います。
勝代丸 三浦清成